こんにちは。
muucの村松です。
月1回をめどにお送りしている「muuc零れ話」。
第6回となる今回は、muucブランドとしてとても力を入れている雑貨類、とりわけここ数年注力している靴について、改めてきちんとお話ししたいと思います。
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私たちmuucは、オリジナルのテキスタイルデザインや、手作業による繊細な表現にこだわりを持ってモノ作りをしています。
そして、それらを服だけでなく雑貨類でも展開することで、統一感のあるスタイルを提案できるようにしています。
特に、私たちならではのデザイン性を落とし込んだバッグや傘は、毎シーズンたいへんご好評をいただいております。いつも本当にありがとうございます。


一方で、より幅広いお客様にもおつかいいただけるように、シックな表現ができるアイテムにも挑戦したいという想いがありました。
そうした中、とあるご縁で国内の靴メーカーさんと出会えたことをきっかけに、新たな展開として靴づくりを始めることになりました。
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私たちが出会ったその靴メーカーさんは、普段は大手ブランドの靴を手がけている工場で、確かな経験と、それに裏打ちされた高い技術力を持っています。
そして一般論として、靴はサイズ展開が広く、とても細やかな調整を必要とするため、大きなロットで生産する方が効率が良く、小さなブランドが依頼するのは難しいというのが現実です。
しかし、一つは時代の変化とともに大手ブランドとの取引だけでなく新たな挑戦をしたいという想いをお持ちだったこと、もう一つは私たちmuucのモノ作りの考え方に共感して下さったこと、この2点で、今回快く生産を引き受けて下さいました。
こうしたご縁から生まれた靴だからこそ、本当に良いモノを大切に作り上げていきたいと考えています。
さて、具体的にどのような靴を展開しているかというと、まずはmuucのお客様の幅広いスタイルやお好みを考慮して、「どなたさまのどのようなスタイリングにも合わせやすいデザインを」と心がけています。
「ファッションにおいて足元も大切な要素」であるとの想いをベースに、靴自体の主張は控えめながら、テキスタイルやディテールでmuucらしさを感じていただける靴をデザインしました。


ただし、靴は「履き心地が良くないと、どんなにデザインが良くても決して履かれない」という簡単ではないプロダクトです。この「履き心地」を最重要視しているという点で、靴づくりと服づくりは、考え方や作り方が互いに大きく異なります。
今回ご一緒しているのは国内の靴メーカーさんなので、もともと日本人の足に合わせた木型がつかわれています。その上で、ヒールは低めにして、歩きやすく、疲れづらい靴をmuucとして新たに開発・製造できるようにと、さらに心を配っています。
また機能面の強みについて、ここでは2つほどご紹介したいと思います。まず、今回のローファーでつかっている人工皮革は天然皮革のようなその見た目だけでなく、抗菌消臭素材という機能的な利点があります。軽い上に耐久性も高く、水や汚れにも強いです。
もう一つ。つかっている中敷きは、吸汗・放湿・抗菌消臭に加え、特殊樹脂カーボンを含ませた高機能素材でつくられているため、耐加水分解性に優れており・・・要するに、汗や摩擦に強く、傷みにくいため、長期間快適に履いていただけます。


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最後に、普段履いて下さっているお客様のお声の一部をご紹介すると、「走れるくらいにフィット感がちょうど良い」「とても軽くて疲れにくい」「靴の”かえり”が良く歩きやすい」など、私たちが気にかけるポイントを評価いただいているようで、とても嬉しく感じています。
これからもパートナーの靴メーカーさんと相談しながら、皆様の日常生活を静かに彩り、また快適に過ごしていただける靴をお届けできるよう、しっかりつくっていきたいと考えています。
muuc
村松啓市