こんにちは。muucです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
muucの2026年春夏シーズンの入荷が始まりました。
この新作について詳細にご案内する「コレクションレポート」を以下、ご案内いたします。
たくさんの画像とともに、着心地やサイズ感など、実際にすべての服を着たスタッフが詳細にレビューしております。
ぜひご一読下さいませ。
目次
muuc2026年春夏新作・展示会レポート


muuc2026年春夏新作・コレクションレポート
本コレクションレポートで掲載しているサンプルの着用画像は、「モデルルック」「スタッフ着用画像」の2種類で、モデルはそれぞれ別々の女性ですが、身長は2人とも160cm前後でほぼ同じです。
スタッフ着用画像では、実際にスタッフの私物の洋服と合わせて、「muuc26SSを日常づかいするなら」というテーマでつくったスタイリングをご紹介しています。外で撮影しているので色味やシルエットもリアルなのと、縫製やディテールなども合わせて掲載しているので、ぜひ合わせてご参照下さいませ。
ご参考までに、以下の画像はまったく同じ服を着たモデルルック(画像1枚目)とスタッフ着用画像(画像2枚目)です。背景はほぼすべて同じなので、分かりやすいかと思います。
洋服のサイズ展開は、いずれもフリーのワンサイズです。

LOOK1:筆記帳刺繍シリーズ
muucの人気刺繍柄【筆記帳刺繍】が、2026春夏では生地・カラー・形などすべてを一新して登場です。
手刺繍かと思わせる植物のモチーフが繊細に広がる刺繍は、まるで筆記帳に綴られたスケッチのように軽やかで華やかです。
今回、ベースの生地ではハリのあるダンガリーを採用しています。コットン55%・ポリエステル45%の素材構成で、コットンのナチュラルな風合いとポリエステルならではの"シワになりにくさ"という機能性を兼ね備えた、上質でありながら日常に寄り添う実用性にも優れた生地です。
また、ダンガリーらしくしっかりした生地感で、実際にとても丈夫なので、毎年春~秋にかけて長く着ていただけます。着れば着るほどにやわらかくなっていく、「服を育てる」という楽しみも味わっていただけたら嬉しいです。
色は、ベース生地の色でホワイト・ベージュ・ネイビーの3色展開です。
ホワイトでは、鮮やかなグリーンやレッドの刺繍糸をつかっています。このグリーンとレッドが織りなす色彩は、ポップで明るいなかに実はクラシカルなエッセンス~懐かしさや郷愁を宿していて、着る人を内側から華やかに引き立てます。とても奥行きのある色で、大人らしい遊び心にあふれています。
ベージュは、同系色の刺繍糸をつかったニュートラルカラーで、ナチュラルで洗練された印象です。光の角度によって表情が変わるベージュトーンは、刺繍の陰影で魅せるカラーです。シーンを選ばずとても着やすいです。
ネイビー(ネイビーグレーの色味)は、イエローの刺繍糸をつかう、muucでは長く定番カラーとして親しまれてきた配色です。補色関係にあるいネイビーとイエローが互いを映えさせ、ウィットに富んだ大人のお洒落を感じさせます。知的で爽やかな印象を与えるカラーです。
形は、ショートコート、ワンピース、ブラウスの3型展開です。
muucの人気テキスタイル【筆記帳刺繍】の生地をぜいたくにつかった、総柄刺繍のショートコートです。
軽やかに羽織れるボリュームと丈感で、日常づかいから特別なシーンまで幅広く活躍します。それに加えて、しっかりした生地感なのと、かなりゆったりとしたサイズ感なので、たとえば下にニットを着ても着ぶくれせず、実は肌寒い季節も含めて長いシーズン着られる便利な羽織りでもあります。
前立てと袖口にはアクセントカラーのテープをあしらい、シンプルなフォルムに程よい遊び心を添えました。袖は折り返して着ることもでき、スタイリングに合わせてアレンジが楽しめます。
大人の上品さをまといながらも、気負わず楽しめる、とてもmuucらしい一着です。
muucの人気テキスタイル【筆記帳刺繍】の生地を、丸ヨーク部分にあしらったワンピースドレスです。
袖口には広めにとったタックデザインを施し、さらに身頃にも細やかなタックを入れることで、クラシカルなドレスのなか新鮮さを注ぎ込むような、muucらしいシルエットになりました。体型を選ばず、ゆったりと着られる安心感も魅力です。
このワンピースと同じシリーズのブラウスでは、着心地の良さも意識して、ヨークは表地が刺繍生地・裏地が無地生地のレイヤーにしています。26SSも国内の優秀な工場さんと一緒に、丁寧で誠実なモノ作りに取り組みます。
無地部分では、同系色のオーガニックコットンをつかっています。環境や生産者に配慮した素材選びを大切にしながら、着る人の心地よさと、持続可能な未来への思いを込めた一着でもあります。
muucの人気テキスタイル【筆記帳刺繍】の生地を、丸ヨーク部分にあしらったブラウスです。
身頃と袖には細やかなタックを数本ずつ入れ、丸ヨークデザインと相まってヴィンテージウェアを思わせるシルエットに仕上げました。体型を選ばず楽しめるリラックス感と、裾を広めにとったデザインが特徴。ボトムスにインすれば、まったく異なる印象の着こなしも楽しめます。
ブラウスは長袖なので、真夏以外の3.5シーズンくらいを、様々な着こなしでお楽しみいただけます。インナーニットと合わせれば真冬も着られます。(着ぶくれしません。)
無地部分では、同系色のオーガニックコットンをつかっています。環境や生産者に配慮した素材選びを大切にしながら、着る人の心地よさと、持続可能な未来への思いを込めた一着でもあります。

★ スタッフ着用画像と自身によるコメント
ショートコート(ホワイト)を、身長160cmのスタッフが着ています。
過去に定番的にリリースされているコンパクトなジャケットと比べるとかなりゆったりのつくりで、そのリラクシングなフィッティングに驚きました。これまでのmuucでは、あまりなかった雰囲気だと思います。
大きくフレアした袖口も含めて、着ただけであらわれる洗練されたAラインシルエットがとても上品で、ボトムスとの着合わせもとてもしやすいです。中にいろいろなインナーを着ることができそうで、着られるシーズンも長そうだと感じました。
画像3枚目&4枚目、縁(ふち)のパイピングや美しいオリジナルの製品染めボタン、また丁寧な本切羽の縫製など、ディテールもご確認下さいませ。
ワンピース(ネイビー)を、身長160cmのスタッフが着ています。
形はmuucらしい、やわらかな丸みのあるAラインのシルエットです。この日は曇っていたこともありますが、ボディがグレーみの強いネイビーであることをご確認頂けるかと思います。
こちらは刺繍の入った生地も無地生地もかなりしっかりしていて、そうそうヘタらなさそうという安心感があります。洗濯ジワもつきにくいので、夏場にドンドン着回していけそうという安心感があります。
ディテールの画像も含めて、このワンピースにはとても丁寧にダーツが入っていることが分かります。特にアームホールから袖先にかけてのラインやディテールがとても美しく(画像3枚目)、またボタン周りの処理も繊細で(画像4枚目)、muucのモノ作りの誠実さを感じていただけるかと思います。
ワンピース(ベージュ)を羽織りづかいで、身長160cmのスタッフが着ています。
muucのシャツワンピースについては、「羽織りづかいがメイン」というお客様もとても多いです。この新作はヨーク周りが刺繍地でとても華やかでアクセントになり、それ以外の部分が無地なので、派手すぎず地味すぎずで、とてもつかい勝手が良さそうと感じました。
実は私もよく羽織りづかいをするのですが、袖をまくってしまうことがほとんどで、その意味で最初から五分袖のこのワンピースはつかいやすいと、着て初めて分かる発見もありました(笑)。
画像3枚目、ベージュは刺繍糸が同系色なので、この筆記帳刺繍生地がとても立体感があって精緻であることが分かりやすいです。着ていて心が豊かになる服だと、改めて感じました。
LOOK2:ツユクサ・ジャスミン・ポピーの刺繍シリーズ
まるで絵を描くような手刺繍から生まれたシリーズ。26SSでは、ツユクサとジャスミンが新たにラインナップに加わります。
■ ツユクサ
muucデザイナー・村松が表現活動の大きなテーマとしている「植物」から着想を得て、今季は『ツユクサ』をモチーフに刺繍で描き出しました。
道端にひっそりと咲くツユクサは、田舎道でふと目にすると鮮やかなブルーが印象的に映える植物。雑草として見過ごされがちな存在ですが、その静かな美しさと、生命力を宿す強さに魅了され、植物図鑑をめくるように繊細なステッチで表現しました。
一見地味ともいえるような田舎道に映える野草の「確かな力強さ」。
日常の中に佇む小さな美をすくい上げ、纏うアートへと昇華させた、muucならではの刺繍です。
■ ジャスミン
muucデザイナー・村松が表現活動の大きなテーマとしている「植物」から着想を得て、今季は『ジャスミン』をモチーフに刺繍で描き出しました。
控えめに咲きながらも、凛とした存在感を放つジャスミン。その香りは、ふとした瞬間に心を揺らし、記憶の奥に鮮やかに刻まれます。
静岡で訪れたジャスミン農家の畑で見た光景が忘れられず、記憶に刻まれたその美しさを、繊細な糸の重なりで表現しました。
日常に寄り添いながらも、纏う人の内面を静かに引き立てる──そんなジャスミンの魅力を、刺繍というかたちでアートへと昇華させています。
■ ポピー
muucオリジナルテキスタイルの定番の一つ、ポピー刺繍です。このシリーズの原点的なデザインとなりました。
昔の植物図鑑のようなクラシックな雰囲気や、ポピーの押し花を刺繍するようなイメージから制作しました。
植物図鑑の一頁を切り取ったような、押し花のような風合いで描かれたジャスミン刺繍が目を惹く一着。凛とした花の美しさを胸元にあしらい、上品で存在感のあるワンピースに仕立てました。
ベース生地は、静岡県・浜松で織り・染色・加工された上質なコットン生地をつかっています。柔らかさの中に程よいハリがあり、しっとりとしながらもドライな感触を併せ持つ、不思議で心地よい手触りの素材です。裏地はありませんが透けにくく、軽やかで快適に着ていただけます。
身頃や肩に入れたタックが、美しいシルエットを生み出し、ヴィンテージウェアのような普遍的な美しさを表現。襟後ろにはファスナーを配し、ゆとりある身頃とウエスト紐によって、幅広い体型にフィットします。左右にポケットを備え、日常の着やすさも大切にしました。
色は、ベース生地の色でカーキ・ブラックの2色展開です。(ジャスミン刺繍の刺繍糸の色も異なります。)
上品な夏の装いとしてデザインした、Tシャツ感覚で着られる半袖布帛シャツ。フロントには、26SSの新作モチーフである『ツユクサ』『ジャスミン』をそれぞれ刺繍で描き出しました。
田舎道でふと目に留まる、鮮やかなブルーの花。雑草のように見過ごされがちな存在でありながら、その静かな美しさと確かな生命力に心を惹かれ、植物図鑑のように繊細なステッチで表現しました。
ベース生地はワンピースと同様、静岡県・浜松で織り・染色・加工された上質なコットン生地をつかっています。通常のコットンの約3倍揉みこむことで、自然で細かなシワ感とやわらかな風合いを実現しながら、程よいハリ感を兼ね備えています。(ホワイトは少しだけ透け感があります。)
この生地は本当にやわらかく着心地抜群ですが、Tシャツのようなジャージー生地ではないため、それと比べるとハッキリ"きちんと感"があります。特にホワイトを着るとブラウスを着ているようにも見え、とても幅広いシーンでご活用頂けると思います。
襟元はコンパクトに仕立て、着ているときには大人らしい上品さを演出しつつ、左肩に開き(コンシールファスナー)を設けることで、着脱はとても快適です。
色は、ワンピースで展開のあるカーキ・ブラックにホワイトを加えた、全3色展開です。(刺繍糸の色も異なります。)
植物図鑑の一頁を切り取ったような、押し花を思わせるポピー刺繍が印象的な半袖ニットです。上質なコットンコーマ糸を使用し、やわらかく滑らかな肌触りに仕上げました。
コーマ糸とは、綿糸をつくる工程で表面の不要な繊維をさらに削ぎ落とし、均一で洗練された繊維だけを残した高級綿糸です。手間がかかる分、一般的な糸よりも優しくしなやかな風合いを持ち、肌に心地よく寄り添います。
植物図鑑や押し花をイメージしたポピー刺繍に、衿と裾の模様編みを合わせることで、よりクラシカルな印象に仕上がりました。ハイネックデザインで首元をすっきり見せつつ、袖はさりげないドルマンシルエットに。腕まわりにゆとりがあり、快適な着心地も実現しています。
軽やかな着心地と繊細な表情をあわせ持つ、大人のための上質な夏ニットです。
色は、ベージュ・ネイビー・ブラックの3色展開です。(刺繍糸の色も異なります。)
★ スタッフ着用画像と自身によるコメント
ワンピース(カーキ)を、身長160cmのスタッフが着ています。
とにかく気持ちの良い生地で、このサラッとした爽やかな肌あたりと、シャツ生地ならではの軽さはクセになります。muucでは様々な服で長くつかわれている生地ですが、確かにこれに代わる生地にはそうそう出会えなそうと感じます。
画像1枚目ではベルトを後ろでゆるく束ねて、画像2枚目&3枚目ではベルトを前でキュッと絞って着ています。両者で驚くほど違うシルエットで着られるのも、このワンピースの大きな魅力だと思います。着丈も私にはちょうど良く、好みのフレンチスリーブということもあり、持っていたらこればかり着てしまいそうです。
画像5枚目、新作のジャスミン刺繍の表情、実はここまで精緻なんです。画像でどこまでお伝えできるか心配ですが、実物は息をのむ美しさで、思わず見入ってしまいます。それでいて洗濯にも強く、何も気にせずドンドン着られるのがまた嬉しいです。
プルオーバー(ホワイト)を、身長160cmのスタッフが着ています。
こうして画像を見返しているとTシャツのように見えるのですが、実物は上質なシャツ生地なので、とても高級感があります。このホワイトは、持っていたらたくさん着そうです・・・。画像4枚目、このアームホールの大きさもあって着心地も抜群です。
接客をしていて、Tシャツをご試着になったお客様から「首周りが細めで頭が入りづらい」と指摘されることがあり、その一方で首周りが大きいと「鎖骨を見せたくない」「ダラしなく見える」と言われたりして、なかなか難しいのですが、画像3枚目、このコンシールファスナーで一気に解決だなと思いました。
このファスナー一つで、ものすごく着やすいプルオーバーになっていて、本当に驚きました。やはり首周りは締まっていた方が落ち着いて見えますし、特にこのプルオーバーは上質なシャツ生地ですから、こうしてキチンと見えた方が良いですよね。
LOOK3:キャッチ加工(シワ加工)のシリーズ
ポリエステル100%の生地に、福井県の加工場で丁寧にシワ加工を施しました。日本の技術力による、繊細でありながら、ランダムかつ立体的な表情が特長です。
前秋冬シーズンで登場した凹凸加工(←地面柄凹凸生地)を春夏素材に応用し、新たに開発したテキスタイルです。(この加工法を「キャッチ加工」とよんでいます。) 光のあたり方で陰影が生まれ、奥行きのあるニュアンスを纏えます。
また、このシワ加工には肌の透け感をさりげなく軽減する効果もあり、大人のシアーファッションを心地よく楽しめるのも魅力です。ひと手間加えることで、日常に寄り添いながらも特別感のある素材に仕上げています。
このシワ加工した生地の色は、ホワイト・ブラックの2色です。
キャッチ裾切り替えフレンチスリーブワンピース (mun608)
身頃には軽やかなコットン100%ローン生地をつかっています。ローンは細番手の糸で織られた薄地の平織り生地で、ふんわりと柔らかな肌触りと、薄地でありながら程よいコシがあるのが特徴です。この身頃の生地の肌あたりが抜群で、ずっと着ていたくなる心地良さです。
裾を特殊なシワ加工の入ったポリエステル生地に切り替えています。繊細なコットンローンの軽やかさと、シワ加工の立体的な陰影のコントラストが対照的で、この形のユニークなシルエットも相まって、他のどの洋服を着るのとも違う、大人のお洒落を楽しんでいただけます。
両サイドにはポケットを備え、実用性にも配慮しました。
身頃の生地の色で、ライトグレー・カーキ・ブラックの3色展開です。
身頃にインド産オーガニックコットン、袖に特殊なシワ加工の入ったポリエステル生地をつかったワンピースです。異素材のコントラストが軽やかで上品な印象をつくり出し、muucらしいモード感を漂わせます。
ウエストには内側を通るベルトが縫い込まれており、引き絞ることでシルエットを変化させられる仕様になっています。前で結んで女性らしく、後ろで結んでスッキリと──気分に合わせたアレンジを楽しんでいただけます。
軽やかながら存在感のある、大人の夏を彩る一着です。
身頃の生地の色で、ライトグレー・ネイビー・ブラックの3色展開です。
★ スタッフ着用画像と自身によるコメント
裾切り替えワンピース(ライトグレー)を、身長160cmのスタッフが着ています。
個人的に、着てみて一番驚いたのがこの新作ワンピースです。着たときのユニークでミステリアスなドレープ感がステキすぎて、一気に大好きになってしまいました。想像していたよりずっと凝ったパターンで、ある意味とてもアバンギャルドで攻めた服だといえるのかもしれません。
それから、身頃でつかわれているコットンローン生地の肌あたりがとろけるようで、このパターン×この着心地の良さという組み合わせは見つからないと思います。また、このうっすらグレーのやわらかい色味もやさしく良いと思います。
以下の画像で、この服の不思議なシルエットと凝ったディテールをぜひご確認いただけましたらと思います。everlasting sprout時代の尖った服を思い出させるようでいて、着心地の良さはやっぱりmuucのそれだなと、着ていてちょっとノスタルジックな気持ちになりました。