こんにちは。
muucの村松です。
月1回をめどにお送りしている「muuc零れ話」。私村松が、そのときどきのmuucのトピックについて、特別なエピソードや裏話も交えてお話ししています。
今回は、今年新しい取り組みとして始まったmuucの新ラインamber collection by muucについて、改めて皆様にご紹介したいと思います。
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★amber collection立ち上げのきっかけについて
私たちが長く手掛けるmuucでは、実はボトムスを中心に男性のファンの方も多く、「もっとベーシックなスタイルでも着られる服がほしい」という声を多くいただいてきました。
そういった方々に、よりわかりやすく商品をお届けできるように、muucから派生した新しいコレクションラインとして「amber collection」を、ユニセックスラインとして立ち上げました。
また、私たちの制作活動を長年支え続けてくれている国内の縫製工場の皆さんに、この新ラインを通してより多くの発注をおこない、ともに持続的で安定的な生産環境を築いていきたい。
そんな想いも、このブランド立ち上げの背景にあります。

★muucとamber collectionの違いについて
大前提として、私は「自分自身が着たい・欲しい」と思える服を形にしたいという気持ちを、デザインをする上でとても大切にしています。
その上でmuucについては、“少し特別な体験・想い”という大事なコンセプトがあります。
上質な天然素材を中心に、昔ながらの製法で丁寧につくられた生地をつかって、着る人の心に残るような一着を生み出すことをめざしています。


一方、amber collectionは、より日常や暮らしに寄り添う服たちです。
muucらしい上品さは残しつつも、高機能な先端化学繊維を積極的に取り入れ、日常的な扱いやすさや実用性を重視しています。
販売方法もmuucとは異なり、クラウドファンディングのプラットフォームを利用した受注生産方式を採用しています。
必要な分だけを生産することで、私たちも工場も無理なく、そしてお客様にもお求めいただきやすい価格でご提案できる仕組みです。


ここまででお話ししたように、muucとamber collectionではデザインコンセプトは少し異なりますが、 “モノづくりへの姿勢” は同じです。
デザイナーも、パタンナーも、縫製を担当する国内工場も、服をつくるあらゆる工程で、同じ熱量で丁寧に取り組んでいます。
細かな縫製の仕様までしっかりと設計し、長く愛用いただけるよう仕立てています。
これまでamber collectionでは、3種類の新作をリリースしています。
それぞれ、以下のリンク先からその詳細についてご確認頂けますので、ぜひ一度ご確認下さいませ。
amber Collection シャツコート (mun101)
amber Collection スラックス (mun302)
amber Collection トラベラーズコート
※商品が入荷次第、商品ページをご案内いたします

★今後のamber collectionについて
実はもうまもなく、11月中に、新作のシャツとセーターの販売を予定しています。
私自身、毎日シャツを着てすごしています。だからこそ、「自分が本当に毎日着たいシャツをつくりたい」と思い、ゼロからデザインしました。
詳細については後日丁寧にお知らせしますが、シワになりにくく、洗濯機で気軽に洗える機能性を備えながら、襟の形や細部のディテールにこだわった一枚です。

そして、国産羊毛の毛糸からつくったセーター。
国内で羊毛を復活させようというプロジェクトに共感し、私自身も毛糸の販売や製品づくりを通じて、この取り組みを応援しています。
ただ、現状では国産羊毛の生産量や認知度はまだわずかです。
だからこそ、このセーターを通して、「日本の羊毛の魅力」をもっと多くの方に知っていただきたい——。そんな想いを込めて制作しています。
こちらも追って、詳細をお知らせいたします。

amber collectionは始まったばかりですが、それは私たちの長年の制作活動の延長線上にあります。
これまでずっと一緒にものづくりを続けてきた信頼できるパートナーたちと、それぞれ得意なことを活かし合いながら、より良い服を、無理なく、誠実にお届けいたします。
ぜひ、11月にリリースを予定しているシャツとセーター、そしてさらに来年以降の展開にご期待いただけましたらと思います。
muuc
村松啓市

