静岡のニットブランド【AND WOOL:アンドウール】からクラウドファンディング目標達成のご報告です。
いつも【AND WOOL】の製品をご愛顧くださっている皆様、そして村松啓市の活動を応援してくださっている皆様、ありがとうございます。
5月23日〜6月29日までの1ヶ月間、私たちは4回目となるクラウドファンディングに挑戦しました。無事、目標を達成することができ、前年よりも多い80名の皆様にご支援いただくことができました。最後の最後まで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
クラウドファンディング終了直後に棚卸しがあったり、村松啓市がデザインを担当している中田敦彦さんのブランド【CARL VON LINNÉ:カールフォンリンネ】の新作発表などがございまして、クラウドファンディングのご報告が本日まで遅れてしまいました。大変申し訳ありませんでした。
本日は、村松本人から皆様にメッセージがございます。ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
※この度のクラウドファンディングにご支援いただいた80名の皆様には、改めて村松からお礼のメールをお送りさせていただきます。
まさかのまさかで、クラウドファンディングで目標金額を達成させていただき、80名もの方から【1,190,387円】ものご支援をいただくことができました。本当にたくさんの方が支えてくださっているおかげで、私たちのような「ものづくり」をする人間は活動ができていると実感しております。
ご支援くださった皆様、情報シェアしてくださった皆様、いつも優しく見守ってくださっている皆様、本当にありがとうございます。
正直、4年連続で同じ内容(同じリターン品)のクラファンを続けることに、悩むこともあります。今回はメインのリターン品をセーターに変更して臨みましたが、これまでの3回にも増して、不安な気持ちしかありませんでした。
「ニットと言われても、実はみんなあまりよくわからないんじゃないか?」そう思って、羊の顔を見てもらうことで親しみやすさやわかりやすさが生まれればいいと思ったのですが……クラファン終了前の数日間、まさかの「猛暑」に見舞われました。6月とは思えないほどの35度を超える日々の中で、「誰が羊のもこもこした毛を見ながら、ニットの予約なんてするのだろう」と、自分は本当についてないなと思いました(笑)
今回の目標達成は無理だろうという気持ちでいた中、それに反して多くの方が私たちの想いをご理解くださいました。「少しでも関心をもっていただければ」と思っていましたが、私の想像以上にみなさんの関心が深いことがわかり、応援してもらえることが本当にうれしかったです。寒くなってからニットのオーダーをもらうことがほとんどの中、「ありがとうございます」という気持ちでいっぱいです。
さらに今回の4回目の挑戦は、就労支援事業所さんやニット職人さん、老舗ニット工場の職人さん、ジャパンウールプロジェクトの皆さんなど、たくさんの方のご協力があって実現したことだと思っています。(ヘッダーの写真は今年の春に北海道の牧場視察に同行させていただいたときのものです。ご協力いただいた牧場の皆様にも大変感謝しています。)
私たち自身がたくさんの方の想いを受け取ることで、「伝えることをやめない」大切さも実感できました。すでに、今回の挑戦で私たちの活動を知ってくださった方がいることもわかり、1つ1つの積み重ねが大事だと心から思いました。
ご支援くださった方からのメッセージの中にはニット職人さんたちへの応援メッセージもあり、私たちのニット製品を通して「作る人」と「使う人」のつながりが生まれていることも感じることができました。少しずつにはなりますが、よりよい活動につなげていきたいと思っています。
皆様、本当にありがとうございました。
最後に、こちらの写真はいつもお世話になっている就労支援事業所の【ライク】さんです。壁に貼ってあった今年の目標に、とある利用者さんが「世界一のニットを作る!」と書いていたのがとても印象に残っています。そんな依頼ができるように、私もさらに精進したいと思います。
ファッションデザイナー
村松啓市