
10月12日開催の『てのひら市』に向けて、AND WOOLの職人さんたちが、スペシャルアイテムを制作してくれました。
私たちは日々、ものづくりを続けています。その過程では、どうしても ハギレや残糸 が生まれてしまいます。商品をつくるには足りないけれど、捨てるにはもったいない。色もかたちも可愛らしく、素材としての魅力がぎゅっと詰まっているのに、行き場を失ってしまう…。

そんな「小さな宝物」にもう一度息を吹き込んで、新しい商品に生まれ変わらせてくれたのが、AND WOOLの職人さんたちです。
感謝祭から生まれた『てのひら市』
『てのひら市』の原型は、AND WOOLのアトリエで開催していた感謝祭です。
地域の皆さまへの感謝を伝えるために始まり、普段は裏方で支えてくれる職人さんやスタッフが主役になれる場をつくりたい――そんな思いで企画してきました。
これまでも、職人さんやスタッフによる作品販売を行ってきましたが、今回はさらに一歩進んで、AND WOOLやファッションブランドmuucのハギレ・残糸を活用した小物を制作してくださいました。
感謝を伝えるどころか、職人さんたちへ益々感謝が増す企画になっています。
「もったいない」を「かわいい」「素敵」に変えて、皆さんにお届けできることが、本当にうれしく、ありがたく感じています。
皆様、お忙しくされている時間の合間に、少しずつ制作を続けてくださいました。


当日に向けて
仕上がったのは、廃材から生まれたとは思えない愛らしい小物たち。
刺繍の布を使ったバッグ、残糸で編んだアクセント小物、
香りをしのばせたサシェ…




当日は、普段は見られない“職人さんの感性”が光るアイテムが並びます。
小さな布や糸から生まれた作品は、それぞれ一点もの。出会った瞬間のときめきを、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
例えば、ハギレで仕立てたサシェには、ストールを編む際に出る「捨て編みの糸」を詰め、そこへ防虫効果のある、落ち着いた爽やかな香りのアロマオイルをプラス。お部屋の香りづけや、靴の消臭、ストール保管時の防虫剤としてもお使いいただけます。


そのほかにも、円錐型の鍋つかみやバッグ、小さなストール、編みぐるみのくまさん、ニットのがま口小物入れ、そしてANDWOOL NO.34ソックヤーンで編まれた靴下など、多彩なアイテムが並びます。いずれも数量限定のため、この機会にぜひ手に取っていただければ嬉しく思います。
また、ブース内ではmuucの刺しゅう生地ハギレも販売しておりますので、皆さまご自身の手仕事のヒントとしてもご活用くださいませ。
みんなでつくる『てのひら市』。
感謝とともに、会場を盛り上げていきたいと思います。